お知らせ

2019.10.29

当社の岩坂一士薬剤師(金田一薬局)が「PhDLSプロバイダーコース」の研修を修了しました

当社の岩坂一士薬剤師(金田一薬局:岩手県二戸市)が
「PhDLSプロバイダーコース」の研修を修了し「PhDLSプロバイダー認定証」が交付されました。
「PhDLS」とは災害薬事研修コース(Pharmacy Disaster Life Support:PhDLS)の略称で、災害医療の基礎や災害時の薬事対応を習得する研修です。
地震や台風・大雨などといった年々猛威を振るう災害へ対応できる医療人の育成を目的としており、日本災害医学会が主催しています。

本人からコメントをいただきましたので、ご紹介します。

Q.研修会を受けようと思ったきっかけを教えてください。

2011年の東日本大震災がまだ記憶に新しい中、その後も毎年のように震災が起き、医療を適切に受けられない問題が起きています。
備えるべき震災に薬剤師としてどのように対応するか理解を深めるため、この研修会に参加しました。

Q.どのような研修だったのでしょうか?

受講者の多くは災害拠点病院のスタッフやDMATの隊員などで、参加者多数のため残念ながら参加できなかった方もいました。
研修は、講義形式で災害医療体制の概要や災害時の薬事基礎などを習得した他、他職種との連携を体験し、机上シミュレーションや薬事トリアージ実習といった実践的な研修も行いました。

※DMAT(Disaster Medical Assistance Team:DMAT)の略称で、災害派遣医療チームの意味。

Q.研修を修了し、感想をお願いします。

災害は避けて通れないものです。災害時の医療と言えば、がれきの中から人を救う急性期の治療を想像しがちですが、実際は慢性期の治療の継続も重要です。実際、東日本大震災でも適切に医療を受けられれば救えた命が、岩手県・宮城県だけでも178名あったと言われています。震災時は医療資源が圧倒的に足りなくなり、薬剤師の薬事トリアージが必要となります。
現場でどう動くか、何を準備すべきか、今回の研修を通し大変勉強になりました。まずは災害が起こらないことを祈りながら、しっかりと備えていきたいと思います。

 

お知らせ

本社

〒024-0021
岩手県北上市上野町2-32-21[MAP]
TEL:0197-64-5400 (代)
FAX:0197-64-5565

盛岡オフィス

〒020-0062
岩手県盛岡市長田町2-21[MAP]
TEL:019-654-7100
FAX:019-626-0844